Linuxでディスプレイマネージャを変えたらちょっと躓いた話
ブログをはじめてみてから1ヶ月が経とうというところで、ようやく記事のネタが発生しました。
能動的に記事を投稿しようという気概がないため、ネタの有無に関しては偶然による場合が多くなってしまいます。
ディスプレイマネージャを変更した
ディスプレイマネージャとは何なのかについて簡単に言うと、GUI環境のUbuntuだったりLinux Mintだったりでログインするときに、ユーザ名だったりパスワードだったりを入力するあの画面です。
さらに簡単に言うと、ログイン画面です。
私の環境では、とりあえずでLightDMを使用していたのですが、なんとなく飽きたので「別のディスプレイマネージャを試そう」ということに。
では、次のディスプレイマネージャはどんなものにしようか、というわけでいろいろ考えました。
有名ドコロ(?)のディスプレイマネージャを挙げてみると以下の通りになりますかね……。
- GDM
- KDM
- MDM
- LightDM
ちなみに私はこの中のMDMを選びました。
というわけで導入済みのLightDMを削除、そしてディストリビューションのパッケージマネージャでMDMをインストール。
その後にシステム・サービスマネージャでMDMのデーモンを有効化しました。
$ sudo systemctl enable mdm
これで有効化完了、と思いきや、なにやらメッセージが……?
Failed to issue method call: File exists
ふぁ、ふぁいるいぐじすつ……。
ファイルが存在している、ってことかな……?
デーモンを有効化しようとしたら、「すでにある」みたいな感じ(?)だし、インストールした時にMDMも有効化されたんですかね。
英語力が貧弱すぎるため、そう解釈しそのまま再起動しました。
X Windowな状態でログインできなかった
まあ、上記の内容を見てわかった人には当然の帰結ですが、MDMなログイン画面に到達することはできませんでした。
それどころかCUIでのログインを求められる始末。
いやー、焦りましたね。
次の日にはこのOSを使う予定があったわけですし、これでマトモに動かなくなったなんてことになったら徹夜を覚悟するところでした。
CUIでユーザ名とパスワードを入力してもログインできない、ってことにもなってさらに焦りました。
ログインを拒まれた原因は単純で、キーボードレイアウトが変わっていただけなんですがね。早期に気付けてよかったです。
とりあえずCUIな状態でログインし、startxでGUIな状態に復帰。とりあえず一安心……。
ディスプレイマネージャが起動しなかった原因
しかしこうなると、もしかしてMDMが有効化になっていない……?
というわけでデーモンが有効かどうかを確認。
$ sudo systemctl list-unit-files -t service | grep mdm mdm.service disabled
有効化になってないじゃん……。
下記のページを参考したところ、どうやらサービスのシンボリックリンクがすでに存在しているため、新たにディスプレイマネージャをデーモンとして登録できないということらしいです。
というわけで、シンボリックリンクを上書きしましょう。
sudo systemctl -f enable mdm
今度は特に怪しいメッセージもなく、無事有効化することができました。
あとはお好みのテーマをGNOME-LOOK.ORGからでもダウンロードすれば楽しめそうです。
http://gnome-look.org/index.php?xcontentmode=150